« そら そら | トップページ | 2015豊かな交わりの中で »

2015.11.06

遠く・・・

遠く

渚を

聴いている

闇の中を

舟が出てゆく         詩/かぜのあや

★『花かご秀歌集』(2007)

【†主よ、あなたは世々われらのすみかでいらせられる。詩篇90:1】

16233939

■五行歌誌『彩』元代表:仲本有花さま選

空が白み始める前、朝の漁に出てゆく船の気配と、遠い波の音。真っ暗の空間に存在する静と動が巧みに表現されています。

最初は、二、三行の″渚を/聴いている″という言葉の使い方に違和感を覚えました。″聴く″で受けるのであれば、二行目は「波の音を」などにするのが普通です。

しかし、そう思っていたのは作者名を見る前のこと。聴覚に障害のある方の作品ということが分かれば、素晴らしく良くなるのではないでしょうか。すると、出てゆく″舟″は、何を表現したものか…深く考えさせる良い作品です。 *五行歌誌「彩」(2007/8月号)

|

« そら そら | トップページ | 2015豊かな交わりの中で »

コメント

cloverkotoさん
こちらこそいつもいらしてくださって
ありがとうございますshine

不思議にも不意に心にかえってくる歌かなとbud
仲本さんの選評も読んでいただいて嬉しいですねclover

投稿: aya | 2015.11.16 07:17

ayaさんの言葉からは
いつも深いものを感じますshine

選評も拝見させていただきましたfuji

投稿: koto | 2015.11.15 14:15

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« そら そら | トップページ | 2015豊かな交わりの中で »