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2008.05.16

四つ葉を   「指」

四つ葉を

摘んでいる

この指の

確かな

祈り―――         詩/かぜのあや

☆『花かご秀歌集』(2006)

clover娘は生まれてくる赤ちゃんと共に100日余ほども病院のベットで過ごしておりました、そんなときから詠みました。

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■五行歌誌【彩】代表、仲本有花さま選評より

人はどんなときに祈るのでしょうか。ほとんど祈らない人もいれば、日常的に祈りを捧げる人もいます。ただ言えるのは、祈りにも様々な深度があるということ。人に感謝する時の気持ちなども同じですね。

表面に近いところからくみ出してきた気持ちと、心の深遠から湧き上がってきた思いとの差を、どう表現するかが創作の個性、オリジナルティーでもあるわけです。

この作品が、四つ葉を摘むという行為を普遍的な高みに結びつけたうえ、なお読み手の心にすっと入ってきて違和感を覚えさせない収まりの良さを持っているのは、まさしく作者の個性の顕れであり、人間性であるとわたしは思うのです。

*「彩」(2006/8月号)より

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